堅実な努力家、日本の要に まとめ役、小6で「父」の風格―サッカーW杯・冨安選手

  • ニュース, 国内・海外
  • 2022年12月5日
富安選手(右)と恩師の宮原裕司さん(宮原さん提供)

 サッカーワールドカップ(W杯)日本代表の冨安健洋選手(24)は、守備の要として抜群の安定感を誇る。中学時代に指導した恩師は、その人柄について「堅実な努力家。模範的な選手だった」と語る。

 冨安選手は中学進学を機に地元アビスパ福岡のジュニアユースに加入した。3年間指導した宮原裕司さん(42)はセレクションで冨安選手を見た時、「こんなにきっちりできる小6がいるのか」と驚いた。「表立って引っ張るわけではないが、随所でまとめる。騒ぐ子たちは騒がせておきながら、いい方向に持っていく。まるで“お父さん”のようだった」と振り返る。

 プレーのうまさは、学年18人のうち「真ん中ぐらい」。だが、いつも一番にグラウンドに来て道具を出し、ストレッチを始めるなど、練習に取り組む姿勢は群を抜いていた。

 中学2年の頃、宮原さんはチーム全員を集め、冨安選手にこう尋ねた。「いつもおまえが準備している。他のやつらはギリギリに来て、当たり前のようにボールを蹴っている。いいのか?」。すると冨安選手は「みんながすぐにボールを蹴れるなら、僕はいいんです」と答えた。

 週に1度提出する「サッカーノート」には、課題がびっしり。中学2年の終わり頃から年代別代表に呼ばれ、アビスパの練習後に、1人でコーンやハードルを並べ、自主練習に励んだ。「『日本代表になってW杯に出たい』とノートに書いていた。年代別代表に入って、(その思いが)加速したようだった」。宮原さんは語る。

 「こういう子がプロになるんだね」。毎日家の周りを走る姿に、地元の人たちは感嘆した。宮原さんも「彼のような模範的な子がプロになってほしいと思っていた」と明かす。

 W杯はけがの影響などで、別メニューでの調整が続いた冨安選手だが、後半から出場したドイツ戦、スペイン戦では存在感を示し、勝利に貢献した。「彼は損得なしに、さまざまな努力を続けてきた」と話す宮原さん。初のベスト8を懸けた戦いとなるクロアチア戦での活躍に期待している。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー