12月に入って寒さが本格化する中、苫小牧市植苗のウトナイ湖が結氷し始めた。氷が張った沖合の湖面にカメラを向ける観光客の姿も見られる。
ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(植苗)によると、2日朝には勇払川や美々川が流れ込む河口部分を除き、湖面が7割程度まで一気に凍ったという。
同湖は平均水深0・6メートルの淡水湖で冬季は毎年、結氷。日本野鳥の会の和歌月里佳レンジャーは「たまに、氷の上でハクチョウが丸まって寝るかわいらしい姿も見られる」と話す。
2日、大阪府から観光で両親と訪れていた会社員野村小夜さん(34)は「鳥が見たくて、初めてウトナイ湖に足を運んだ。広い湖がきれいに凍っておりすてき」と感激した様子だった。