道と札幌市などは１日、新型コロナウイルスの感染者を新たに７６１２人確認し、２９人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は前週の同じ曜日を４日ぶりに上回り、依然、高水準が続いている。道内の感染者は延べ１０７万５３０２人となった。

　 　死亡したのは、道発表の居住地非公表の１３人（７０代女性、８０代男女５人、９０代男女５人、年代・性別非公表２人）と札幌市の１０人（７０代男女４人、８０代男女３人、９０代男女２人、１００歳代男性）、旭川市の５人（７０代男性２人、９０歳以上女性２人、年代・性別非公表）、函館市の１人（年代・性別非公表）。道内の死者は累計３３４８人となった。

　 　道は３５７６人の感染を確認。管内別の感染者（医療機関所在地別）の内訳は、胆振管内２３７人のほか、石狩管内６１４人、十勝管内４７５人、空知管内２９５人、釧路管内２８３人、オホーツク管内２７７人、渡島管内１３６人、後志管内１２２人、上川管内１０２人、宗谷管内６７人、留萌管内３８人、根室管内３７人、日高管内３０人、桧山管内２３人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは８４０人だった。

　 　札幌市は２９６７人、旭川市は５０２人、函館市は４５７人、小樽市は１１０人の感染を確認した。

　 　新たなクラスター（感染者集団）は▽胆振管内の高齢者施設（８人感染）▽空知管内の障害者施設（１２人感染）▽札幌市のグループホーム（１４人感染）―など２３件発生した。

　 　１日現在の重症は前日から７人減って７人。入院患者の病床利用数は前日から３床増の１３１１床となり、病床使用率は５７・４％に上昇した。