アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は20試合を終え、韓国から復帰したHLアニャンとの激しい首位争いを演じながら14勝6敗で2位につけている。主将として2年目を迎えたDF橋本僚に前半戦を振り返ってもらった。
―3年ぶりのアジアリーグについて。
「アニャンの参入で、プレースピードやボディーチェックなど全体のレベルが向上している。(昨年までの)ジャパンカップに比べて試合数も増え、リーグ自体が活性化していると思う」
―アニャンとは首位攻防を繰り広げている。
「アニャンに勝てなければ、リーグ優勝はできないと思っている。直近の2試合は小差で敗北しているため、ロースコアで試合を進められるよう対策している」
―個人の4ゴール21アシストについて。
「非常に良いコンディションで20試合を終えられた。今季は夏にウエートトレーニングの比重を減らし、柔軟性やアジリティ(敏しょう性)に重きを置いてきた。30歳を迎え、衰えを見せないよう脚力と心肺機能を鍛えてきたのが良かった」
―前カードではクラブ化後初の札幌開催もあった。
「大勢のファンの前で試合ができ、控室から選手たちの高まりも感じていた。選手もファンもわくわくしながら試合に臨めた」
―クラブ化後、観客数も増えつつある。
「リンクから客席を見ていると、圧倒的に「赤」が増えた。ファンが選手の名前入りタオルを掲げてくれたり、ユニホームを着てくれたりして赤く染まって見えている。前身の王子イーグルス時代に比べ、よりホームリンクという感覚が増している」
―後半戦最初は早速、アニャンとのアウェー戦になる。
「アニャン戦は今カードがレギュラーシーズン最後で、次対戦するとしたらプレーオフ。勝って少しでもいいイメージで終わらせたい。その後18試合は国内チームとのゲームなので、試合を落とさないよう勝ち切れるホッケーをしていきたい」
―ファンにメッセージを。
「ホーム戦をより赤く染め、選手とファンの一体感が生まれるリンクにしたい。ぜひ会場に足を運んで、応援してほしい」