第11回女子日本アイスホッケーリーグ(スマイルリーグ)2次リーグは26、27両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などでA―Cプールのリーグ戦8試合が行われた。Aプールではトヨタシグナスが3―1でDaishinを下して2勝1敗、1次リーグに続き首位をキープ。1次リーグでBプールへ自動降格となった道路建設ペリグリンは、15―0でVORTEX札幌アイスホッケークラブに大勝して2勝、Bプール1位。来年2月24日からのファイナルトーナメント(帯広市)で各チームが栄冠を目指し、白熱した戦いを繰り広げる。
【Aプール】
▽リーグ戦
トヨタシグナス3―1Daishin
▽得点者【ト】志賀紅(伊藤小、桜井芽)三浦(石田)石田(伊藤優、三浦)【D】野呂莉(岸部、堤)▽GK【ト】酒井【D】川口
トヨタシグナス5―0釧路ベアーズ
▽得点者【ト】佐々木愛(志賀紅、石田)志賀葵(三浦、石田)田邊(垣原、清川)佐々木愛(志賀紅、志賀葵)志賀紅▽GK【ト】酒井【釧】佐藤め
SEIBUプリンセスラビッツ4―1釧路ベアーズ
Daishin4―2SEIBUプリンセスラビッツ
【Bプール】
▽リーグ戦
道路建設ペリグリン15―0VORTEX札幌アイスホッケークラブ
▽得点者【道】鎌田(黒須)早川(鎌田)黒須(富田)細山田(高)後藤(福澤、ラック)水橋(高、細山田)高(輪島、大滝)北村(ラック、福澤)高、ラック(福澤)細山田(輪島)黒須(鎌田)ラック(後藤)鎌田、福澤(後藤)▽GK【道】増原【V】大畠南
高須クリニック御影グレッズ6―2VORTEX札幌アイスホッケークラ
【Cプール】
▽リーグ戦 札幌インフィニティーズ7―3帯広クレインズレディース、札幌インフィニティーズ9―3中学選抜
―トヨタFW・三浦 「チーム全員が強い気持ちで」
1次リーグ首位のトヨタシグナスは初戦のSEIBU戦で黒星スタートとなったが、釧路ベアーズ、Daishinに連勝。3チームが2勝1敗と混戦の中、得失点差で首位の座をキープした。
27日のDaishin戦ではFW志賀紅が先制ゴールも直後に1点を返され、1―1で迎えた第3ピリオドにFW三浦がGKの動きを見て冷静に股下を通す華麗なシュートで逆転。さらにFW石田の追加点でリードを広げて勝利した。
この日1得点1アシストの活躍でゲームMVPに選ばれた三浦は「チーム全員で強い気持ちで臨んだ2次リーグ。うまく機能して連係したプレーが多く、内容はよかった」と笑顔で語った。
頂点を懸けたファイナルトーナメントに向けて「チャンスで決め切れないことが続いたので、ファイナルでは点数を決めてチームの勝利に貢献したい」と意気込みを語った。
―道路建設主将・大滝「優勝目指し全力で臨みたい」
Bプールの道路建設は高須クリニック御影グレッズに7―0、VORTEX札幌に15―0と快勝。力の差を見せつけファイナルトーナメントに臨む。
無失点で圧倒して勝つ―と2次リーグの目標を掲げ、ファイナルに向け良い内容で勝ち切ることを狙いにしていたと話すFW大滝主将は「御影戦では決定力が低かったが、VORTEX戦は修正してチャンスを決めることができた」と話した。
1、2次リーグで見えた課題は「プレーの雑さ。正確性を上げて自分たちからピンチを招くことを減らしたい。チーム全員でカバーし合い、優勝目指して全力でファイナルに臨みたい」と連覇に向け闘志を燃やしている。