登別市登別温泉町の観光施設のぼりべつクマ牧場は、冬の風物詩のゴンドラ「とば号」を12月1日から運行する。貨物用ゴンドラにサケを寒干しし、山麓―山頂間(片道約1・2キロ)をロープウエーで往復する毎年恒例のユニークな取り組み。”空飛ぶサケ”として観光客の人気が高い。
とば号は、熊の飼料を作り、観光客に驚きと季節を感じてもらう冬の名物として2012年に始め、今年で11年目を迎える。
ゴンドラには20本のサケをつるし、寒風の中、来年2月26日まで運行する。風が冷たいほどうま味が凝縮するといい、熊たちも毎年楽しみにしているよう。
つるした「とば」は期間中、約150本作り、施設で飼育しているヒグマの餌となる。
来年2月27日~3月5日、4月17~26日は施設メンテナンスのため休園する。