苫小牧信用金庫（小林一夫理事長）は25日、平取町に企業版ふるさと納税として150万円を寄付した。地域貢献の一環で、今年度から同納税の制度運用を開始した同町では苫信が第1号となった。

　一大トマト産地として知られる同町は、新規就農希望者を受け入れる就農チャレンジ農場整備事業に善意を活用する考え。

　小林理事長が町役場を訪問し、「食の確保は安全面でも重要とされている。事業を通して、新しい人材が入ってくることを期待している」と寄付の目録を手渡した。

　遠藤桂一町長は「高齢化に伴い、離農や規模縮小があり、若い方に参入してもらうことが一つの目標。コロナ禍や世界情勢などは厳しいが、事業を継続していく」と感謝状を贈った。