ゼロコロナに反発「自由を」 北京で異例の抗議活動―中国

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  • 2022年11月28日
 28日、中国・北京市で「ゼロコロナ」政策に抗議してデモ行進する市民ら(AFP時事)

 【北京時事】中国で厳しい行動制限によって新型コロナウイルスの封じ込めを図る「ゼロコロナ」政策への反発が、首都の北京市にも広がった。27日夜から28日未明にかけ、市中心部に数百人の市民が集まり「PCR検査は要らない、自由が欲しい」と声を上げた。

 共産党による厳格な言論統制が行われている中国で、表だった体制批判が行われるのは極めて異例。抗議活動は、日本など各国大使館が集まる北京市朝陽区の街頭で行われた。10月に党総書記として3期目入りしたばかりの習近平国家主席は事態を重く見ているもようで、当局は多数の警察官を動員して排除に当たった。

 デモに参加したのは主に、インターネット交流サイト(SNS)を通じて集まったとみられる若い世代だ。デモ参加者は「自由をよこせ」「(ゼロコロナの開始から)もう3年だ」などと叫び、抗議の意思を示す白紙を掲げたほか、革命歌「インターナショナル」を歌った。

 当局は周囲に交通規制を敷いて集まった人々を追い払ったが、一部で小競り合いも発生。警官隊と対峙(たいじ)した市民からは「お前たち(警察)がいなくなれば俺たちも消えてやる」との怒号も飛んだ。警察に一時拘束されたデモ参加者が解放された際には、周囲から拍手が湧いた。当局側も群衆を刺激する事態は避けたかったとみられ、暴力的に排除しようとはしなかった。

 友人から連絡を受けて駆け付けたという30代の男性は「コロナ規制で職を失った。(中国は)習近平による独裁国家だ」と吐き捨てるように言った。男性はまた、1989年に民主化運動が武力弾圧された天安門事件を念頭に「北京で(体制批判の)デモが起こったのは30年ぶりではないか。生まれて初めて見た」とも話した。

 中国では今月24日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で10人が死亡する火災が発生。コロナ規制によって消火が遅れたとされ、上海など全国各地でゼロコロナ政策への不満が噴出し、抗議活動が拡大するきっかけとなった。

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