道と札幌市などは25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9868人確認し、36人が死亡したと発表した。1日当たりの死者数は今月15、22日の34人を上回り、過去最多を更新。日別の新規感染者数は3日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。道内の感染者は延べ102万9264人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の9人(70代男性、80代男性、90代男女5人、100歳代女性、年代・性別非公表)と札幌市の22人(30代女性、50代男性、60代男性、70代男女8人、80代男女5人、90代女性6人)、函館市の3人(年代・性別非公表)、旭川市の2人(80代男性、年代・性別非公表)。道内の死者は累計3149人となった。
道は5085人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内639人のほか、石狩管内607人、空知管内597人、十勝管内587人、オホーツク管内393人、釧路管内297人、渡島管内201人、上川管内186人、後志管内133人、日高管内115人、宗谷管内88人、根室管内79人、桧山管内52人、留萌管内37人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは1074人だった。
札幌市は3624人、旭川市は645人、函館市は308人、小樽市は206人の感染を確認した。
新たなクラスター(感染者集団)は▽胆振管内の医療機関(6人感染)▽同管内の障がい者施設(13人感染)▽日高管内の医療機関(8人感染)―など過去最多の49件発生した。
25日現在の重症は前日から2人増えて14人。入院患者の病床利用数は前日から38床増の1226床となり、病床使用率は53・7%に上昇した。