英語で厚真の未来   厚真中でAPR学習

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年11月26日

 厚真中学校(北尾稔校長)で25日、厚真町を外国人に英語でPRする「APR学習」が行われた。2、3年生約40人がそれぞれ、外国語指導助手(ALT)らを相手に厚真の魅力や思い描くまちの未来について英語で伝えた。

 英語と総合学習の一部を組み合わせた町独自のカリキュラム「コミュニケーション科」の授業。生徒がまちの魅力を調べ、英語で外国人に伝える学習が一つの特色になっている。

 体育館に8ブースを設けて町外のALTを配置。1人当たり4ブースを目安に巡って英語で話し、それぞれのALTの考えにも触れた。

 3年生は、自身が思う厚真の未来についてSDGs(持続可能な開発目標)の視点を交えながら話した。町のイベント、特産品ハスカップのおいしさ、アスレチックなど屋内施設の整備などを取り上げ、パソコンの画像や写真などを見せながらプレゼンテーションした。

 高橋侑也さん(15)は「(自身の考えに)賛同してくれたことには自信を持ち、そういう考え方もあるのかという気付きを得ることもできた」と手応えを感じたよう。ALTと会話し「将来、海外に行ったり、外国人に質問された時に(この経験を)生かしたい」と話した。土居弥さん(15)も「知っている単語を使えばちゃんと伝わるし、会話ができると感じた。今後は英語のコミュニケーション能力を高め、対応できるようにしたい」と語った。

 3年生はこの日にやりとりした内容などを英文リポートにまとめ、12月に発表する予定。同校の担当教諭は「外国の人の価値観や文化の違いをAPRを通じて実感してもらえたら」と話していた。

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