アイスホッケーアジアリーグ2022―23のレッドイーグルス北海道ホーム戦「月寒のぶおか内科消化器内科presents東北フリーブレイズ戦」が26、27両日、札幌市月寒体育館で開かれる。前身の王子イーグルス時代から3年ぶり、クラブ化後は初となる札幌開催を成功させるため、日夜奔走するフロントスタッフの渡谷憲太さんと髙田航太さんに話を聞いた。
「札幌は人口も多く、リーグ全体の起爆剤になり得る地域。地方中枢都市で試合を定期的に続け、集客や収益を上げることに意味がある」と渡谷さん。髙田さんは「苫小牧ではアイスホッケーが広く認知されているが、札幌は競技自体をよく知らない人も多く、興味を持ってもらえる可能性が高い」とし、「加えて道内のプロスポーツチームのほとんどが札幌を拠点にしているので連携しやすいのも魅力」と話す。
チームは各種メディアへの露出や、インターネット上での広報活動も積極的に行い、周知を徹底している。髙田さんは「一人でも多く来場してもらうべく、メディア露出などの『空中戦』と、選手が各地に出向いて草の根活動を行う『地上戦』を掛け合わせている。月寒体育館を満員にできれば、苫小牧での集客向上にもつながる」と意気込む。
26日は苫小牧市出身で人気音楽グループEXILEのSHOKICHIさんがレッドイーグルス北海道、青森県出身で三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYさんが東北フリーブレイズを後押しする応援サポーターとして来場する。相手チーム側のゲスト招待については「観客がどうしたら喜んでくれるかを考えた時、両チームのファンが熱く応援できる環境づくりが必要だと思った」(渡谷さん)。
27日は札幌を拠点に活動する女性アイドルグループのミニライブや、札幌月寒高校の吹奏楽部が演奏を披露するなど、札幌開催だからこそ可能なコラボレーションイベントが盛りだくさんだ。
渡谷さんは「『札幌は人口が多いから簡単に埋まる』と思われがちだが、集客に向け論理立ててPRしてきた。満員で試合を開催できるよう、苫小牧のファンもぜひ来場を」と呼び掛けた。
チケットはレッドイーグルス北海道のホームページ上のほか、当日会場でも購入できる。