道と札幌市などは23日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1万943人確認し、17人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は2日連続で1万人を超え、過去3番目の多さに。前週の同じ曜日(1万1112人)を2日ぶりに下回ったが、高水準が続いている。道内の感染者は延べ101万4501人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の12人(70代男女3人、80代男女6人、年代・性別非公表3人)と札幌市の4人(80代男女2人、90代女性2人)、旭川市の1人(70代女性)。道内の死者は累計で3105人となった。
道は5066人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内551人のほか、石狩管内666人、十勝管内616人、空知管内549人、オホーツク管内384人、釧路管内326人、上川管内203人、渡島管内152人、後志管内130人、宗谷管内126人、日高管内98人、根室管内69人、留萌管内55人、桧山管内38人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは1103人だった。
札幌市は4183人、旭川市は877人、函館市は611人、小樽市は206人の感染を確認した。
新たなクラスター(感染者集団)は▽胆振管内の高齢者施設(6人感染)▽同管内の医療機関(1)(70人感染)▽同(2)(9人感染)―など26件発生した。
23日現在の重症は前日から3人増えて14人。入院患者の病床利用数は前日から17床増の1194床となり、病床使用率は52・3%に上昇した。