塩野義「ゾコーバ」緊急承認 国産初のコロナ飲み薬―来月上旬にも供給・厚労相

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  • 2022年11月23日

 加藤勝信厚生労働相は22日、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」を緊急承認した。国産のコロナ飲み薬の実用化は初めて。同日開かれた厚労省の薬事・食品衛生審議会の薬事分科会と専門部会の合同会議が薬事承認を了承した。

 国内の軽症者向けの飲み薬としては、米メルク製と米ファイザー製に続く3種類目で、加藤厚労相は「新たな治療の選択肢の一つとして期待している」と述べた。政府は100万人分を購入することで塩野義と基本合意しており、12月上旬に供給を開始する見通し。

 緊急承認は感染症の流行など緊急時に限り、有効性が推定できれば期限付きで速やかに医薬品などを薬事承認できる制度。5月に導入され、今回初めて適用された。

 合同会議では、審査を担当した医薬品医療機器総合機構(PMDA)が「有効性を有すると推定するに足る」とした報告書を提出。安全性も確認されたとし、緊急承認が了承された。PMDAは「緊急承認の期限は1年が適当」との見解を示した。

 7月の審議では「提出されたデータからは有効性が推定されるとは判断できない」とされ、新たな研究データの提出などを待って再審議することとなった。

 同社は9月、最終段階の臨床試験(治験)の速報結果を公表。オミクロン株に特徴的な発熱や喉の痛みなど五つの症状が改善されるまでの時間が、約24時間短縮できたとした。

 ゾコーバはウイルスの増殖を抑える働きがあるとされ、錠剤を1日1回、5日間服用する。対象は12歳以上の軽症、中等症患者で、重症化リスクの有無を問わずに投与できる。ただし、高血圧や高脂血症などの36種類の治療薬と併用できないほか、妊婦にも投与できない。

 緊急承認では、治験完了前でも有効性が推定できれば薬事承認できる。実用化後に有効性が確認できない場合は承認が取り消される。

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