【アルホール時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕戦が行われたアルベイト競技場周辺は、試合開始前から各国のサポーターが詰め掛け、にぎわった。試合後に懸念されていた混雑やトラブルは見られなかった。
開幕の雰囲気を味わおうと、チケットを持っていないサポーターたちも続々と競技場を訪問。自国の旗を掲げて歌い、サポーター同士の交流を楽しんでいる様子だった。
日本人の姿もあった。東京都小金井市の大学3年生田辺和馬さん(21)は4月にチケットを購入してから、W杯を心待ちにしていたという。「W杯のことばかり考えていた。いよいよ始まったんだ」と感慨深そうに話した。
決勝戦の舞台となるルサイル競技場では、9月にこけら落としとして行われた試合の際、帰り際に地下鉄の駅まで長蛇の列ができるなど、大混乱が生じた。
今回、ドーハメトロの最寄り駅に向かうシャトルバス乗り場まで、数メートル間隔でスタッフが立ち、サポーターたちを誘導。待機していたバスがひっきりなしに発車し、駅までスムーズに送り届けた。