晩秋も見掛けるキトンボ

  • 教えてムラさん, 特集
  • 2022年11月17日
キトンボ

 Q…樽前山麓で子どもと一緒にサルナシを採っていると、日向ぼっこするオレンジ色をしたトンボのような昆虫を見つけました。何でしょう?

 A…キトンボというアカトンボの仲間でしょう。

 キトンボは体長4センチぐらいのトンボで、名前の通り体全体と羽の一部がオレンジ色をしていて、黄色っぽく見えます。アカトンボの雄のほとんどは、成熟すると体の色があかね色に変わりますが、キトンボは未熟な時でも黄色っぽい色をしています。ちなみに雌は地味な色で目立ちません。キトンボの生息地は限られていて、苫小牧周辺でも一部でしか見られません。

 7月初め、水辺で羽化したキトンボは、水域から少し離れた林で成熟し、8月になると水辺に姿を見せ始めます。水辺に姿を見せたキトンボは交尾と産卵を終えてからも、気温が下がる11月中旬ごろまで活動しています。

 気温が下がっても活動しているトンボなどにとって、日だまりは体を温めながら、カやハエなどの食べ物を得ることのできる大切な場所です。

 この時期、日向ぼっこをしているキトンボを捕まえて見ると、口に白い粉のようなものが付いていることがあります。ユキムシを食べた跡です。一見、フワフワとのんきに飛んでいるように見えるユキムシですが、トンボという名ハンターから逃れ、必死に飛んでいることが分かります。

=随時掲載

 (文とイラスト 自然誌研究家〈ゆうふつ原野自然情報センター主宰〉村井雅之)

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