苫小牧市スポーツマスター事業のアイスホッケー教室が12日、白鳥王子アイスアリーナで開かれた。王子製紙(当時)のFWとして日本リーグで11回の優勝に貢献した本間貞樹さんを講師に迎え、市内の小学生43人がプロの技術を盗むべく練習に励んだ。
教室では滑走指導からパックさばきなどの練習を行い、本間さんは「練習には目的がある。常に頭を使って」と呼び掛けた。最後にミニゲームを行い、教室での収穫を実戦で振り返った。
本間さんは「子どもたちが礼儀正しく、将来がとても楽しみな存在。これからも意欲を持ってアイスホッケーを続けてほしい」と期待を寄せた。
参加した岩田琥太郎(北星小6年)=苫小牧WESTアイスキング=は本間さんからスケーティングについてアドバイスをもらったといい、「自分の質問にも詳しく答えてもらい、とても勉強になった」と話した。
スポーツマスター事業は1995年、苫小牧ゆかりの元トップアスリートを集め、市民スポーツ向上に貢献してもらうことを目的にスタート。本間さんは2000年に就任し、子どもたちを精力的に指導している。