競り

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年11月11日

 素人目に見て、大成功だったと思う。せんだって苫小牧市美沢のノーザンホースパークが開いた「ノーザンファームミックスセール」。安平町のノーザンファームが2019年から繁殖牝馬の競りを自前で開いており、今年はそこに当歳(0歳)馬を加えた新たな試み。日本競馬界の第一人者武豊騎手も駆け付けるなど、会場は熱気に包まれた。

 当歳馬は上場した全38頭が落札されたが、種牡馬は29頭で構成する多彩さとまるで品評会。今年の日本ダービー馬の半弟が8600万円で取引されるなど良血馬ぞろいだった。夏に同パークで開かれるセレクトセールのような1億円以上の超高額馬が出なかったにもかかわらず、平均単価は5000万円弱と見劣りしない結果だった。

 そもそもセレクトは日本競走馬協会が主催し、四半世紀近い歴史を誇る国内最大の競り市。夏の一大イベントとしても定着している。片やミックスは事実上ノーザン独自の取り組みで、売り手も買い手も手探りだったように思う。回数を重ねればセールの評価も高まるはずだ。

 そんな競りの様子を見学したが、つぶらな瞳にまだきゃしゃな仔馬たちが、どこか威風堂々と見えたのは、金額のせいばかりではないだろう。取引価格が100万円単位でつり上がる独特の騒がしさの中、生まれて半年ほどの馬の多くが悠然と周回し、冷静に見守っている感すらあった。再来年のデビューが、今から待ち遠しい。(金)

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