葉梨康弘法相は11日の記者会見で、自らの職務を「死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」などと発言した問題について、「他のパーティーや地元の会合でも複数回発言した。不愉快な思いをさせ、おわびする。全ての発言を撤回する」と述べた。
葉梨氏は「死刑はんこ」に加え、「外務省と法務省は票とお金に縁がない。法相になってもお金は集まらない。なかなか票も取れない」とも発言していた。これについても撤回した。10日の段階では撤回していなかった。
葉梨氏はこの後の衆院法務委員会で「経済官庁と比べて企業との関わりは少ないかもしれないが、経済と関わる側面もある」と説明した。
葉梨氏は「死刑はんこ」発言について、東京でのパーティーで4回、地元会合で複数回だったと明らかにした。一方、「国民のために仕事をすることでしっかりリカバリーしていかなければいけない」と述べ、辞任を否定した。