苫小牧市で新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチン接種率は9日現在、全人口の3・05%と停滞している。「第8波」の到来が懸念される中、市健康支援課は「ワクチンは重症化予防効果が期待される。接種を希望する方は早めの予約を」と訴えている。
新ワクチン接種は10月8日から展開しており、接種者は約1週間前までの個別・集団接種を集計した速報値で5144人。単純比較はできないが、政府が4日公表した全国接種率5・9%を下回っており、同課は「若い世代ほど接種率が低い」と説明する。
ただ、11月から市が使うワクチンが「BA.1」対応型から「BA.5」対応型に切り替わり、グランドホテルニュー王子(表町)の集団接種会場は、予約枠が順調に埋まるように。国の接種間隔短縮を受けて接種券は現在、6~8月に2~4回目接種を終えた市民5万人弱に22日まで順次送っており、接種率も向上していきそうだ。
ワクチン接種全般の問い合わせは、とまこまいコロナワクチンコールセンター 電話0144(82)9660。