学校給食作文コンクール(5) 「給食献立表」 苫小牧開成中2年 苫米地(とまべち) 心絆(ここな) さん

  • 特集, 苫小牧学校給食作文コンクール
  • 2022年11月10日

  私は、毎月の給食献立表を楽しみに待ち、学校で配られた瞬間に熟読します。

   なぜ、私がそこまで献立表を楽しみにするのか。理由は、三つあります。

   一つ目は、メニューに関してです。献立表と書いてあるので、メニューが書いてあるのは当たり前。大半の人がメニューを見て、喜んだり、騒いだりしていることでしょう。私もその一人で、お気に入りのメニューがないか、探します。そのメニューとは、ずばり、「コッペパン」です。木曜日の列を目で追い心の中で、「あったあ!」と叫びます。そして家に帰り、ニヤつきながら好きなメニューに丸を付けます。これで、その日は楽しい一日になります。最近になって副菜も増え、献立表の丸印が増えたので、給食の楽しみが増えました。私が、献立表のメニューに関して、こだわっていることが一つあります。それは、前日に給食メニューは、あえて見ないことです。私の学級では、朝の会で「今日の給食」が発表されるコーナーがあるため、家ではメニューを見ず、学校で聞くワクワクを残します。中学校からこのこだわりを貫いてきました。

   二つ目の理由は、スプーンの有無の確認です。私は献立表が配られた時、日付の欄も確認を欠かしません。なぜなら、スプーンの方が食べやすいから。箸よりもスプーンの方が食べやすいと感じる私は、スプーンがつく日に目を輝かせます。もちろん、ついていてうれしいのは、主食がご飯の日です。麺の日は箸の方が食べやすく、パンの日は毎週スプーンがつくため、勝負はやはりご飯の日だと私は思います。スプーンは少なくて週1回、多くて3回か4回つきます。私は、スプーンのつく日数によって、表情が変わります。

   三つ目は、材料名と栄養価、豆知識の欄です。少し見落としがちな栄養価ですが、よく見てみると、毎日ほとんど一定の数値で、偏りがありません。給食を盛り付ける時に、多少の誤差はあるかもしれませんが、しっかり給食センターの方々が私たちのことを考えてくれていることが、とても伝わってきます。この栄養をしっかりとるために、給食をしっかり食べることが大切だと感じました。また、献立表の祝日の欄には、必ず豆知識などが書かれています。私は、この欄を読まなかった月はありません。自分が知らなかったこと、「〇〇の日」の説明、季節の食に関することが書いてあるため、私は個人的に大好きです。ですが、献立表が配られるのは帰りの会の直前が多いため、ゆっくり見ることができないままファイルに入れる時もあります。その時は、少し悲しいです。

   このように、私は献立表を熟読します。毎月、バランスの良い給食の献立を考えるのは、とても大変だと思います。私たちは、給食と献立表を作ってくれている方々に感謝することを忘れずに、給食を食べたいと感じました。

  (終わり)

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