道内過去最多更新9136人感染  胆振は568人

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  • 2022年11月9日

  道と札幌市などは8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9136人確認し、14人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は8月19日の8632人を504人上回り、過去最多を更新。前週の同じ曜日を4日連続で上回った。道内では今月1日以降、7000人を超える日が頻発しており、再拡大の局面に入っている。鈴木直道知事は「いつでも誰もが感染の可能性がある高い感染レベル」と指摘し、道民に基本的な感染防止行動の徹底を呼び掛けている。

   道内の感染者は延べ88万8875人となった。8日現在の重症は6人。入院患者の病床利用数は前日から54床増の920床となり、病床使用率は39・8%に上昇し40%に迫っている。道では3段階で設定している全道の確保病床のフェーズを7日から、道央圏、道北圏、十勝圏の3圏域について「1」から「2」へ引き上げたばかり。今後は圏域ごとの感染状況に応じて最高レベルの「3」に引き上げることも視野に検討に入った。

   死亡したのは、道発表の居住地非公表の5人(70代男女2人、80代女性、100歳代男性、年代・性別非公表)と札幌市の7人(40代女性、70代女性、80代男女3人、90代女性2人)、函館市の1人(年代・性別非公表)、旭川市の1人(90歳以上女性)。道内の死者は累計で2814人となった。

   道は過去最多の4880人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内568人のほか、石狩管内624人、オホーツク管内546人、十勝管内523人、空知管内409人、釧路管内338人、上川管内217人、渡島管内208人、後志管内193人、根室管内111人、日高管内87人、桧山管内80人、宗谷管内61人、留萌管内45人。軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは870人だった。旭川市は過去最多の718人、札幌市は3185人、小樽市は263人、函館市は90人の感染を確認した。

   新たなクラスター(感染者集団)は胆振管内の医療機関、空知管内の障害者施設、オホーツク管内の医療機関など24件発生した。

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