学校給食作文コンクール(3) 「給食から学ぶ、北海道のみりょく」 苫小牧ウトナイ小6年 濱野(はまの) 成美(なるみ)さん

  • 特集, 苫小牧学校給食作文コンクール
  • 2022年11月8日

  私は給食が大好きです。1年生になった弟と、「今日の給食、おいしかったね」「明日の給食、楽しみだね」「家でも作ってみたいね」などの話ができるようになり、うれしいです。

   私のいとこたちは、県外に住んでいます。そのため、学校のことを伝えるとき、給食の献立表を見せると、とても喜んでくれて、話がはずみます。給食は、苫小牧や北海道をアピールできるものだと思います。

   いとこに、「この献立いいなあ。食べてみたいなあ」と言われ、苫小牧に住んでいることがほこらしくなります。同時に、他の地域の給食を教えてもらうことで、その地域の食文化に興味がわいてきます。

   お父さん、お母さんが子どもだったころ、産地の食材は、その季節、場所でしか買えなかったのに、今はどこでも買えて便利になったといいます。ですが、季節・地域特定の食材がスーパーに並んでいて、いつが旬なのか、どこの名物なのかが分からなくなってしまいそうです。そんなとき、給食の献立表を見ると、旬の食べ物、苫小牧・北海道の食材や料理について学ぶことができ、学校の教科書みたいだなあと思います。

   私は、給食でホッキカレーとハスカップゼリーが特に好きです。家族にも、この味を知ってもらいたかったので、家でも作ってみようと思いました。しかし、スーパーで並んでいるホッキ貝の値段が思ったより高くておどろきました。ハスカップは、あまり売っていなかったので、家族でハスカップ狩りに行きました。炎天下で必死に収かくしたのに、思うように量が採れず、苦労しました。しかも、ハスカップゼリーにしてみると、さらに量が減り、あまり食べられませんでした。こんなに貴重な食材を使った給食を食べられることは、ぜいたくだなあと思いました。また、コロナかでは、飲食店で使われる予定だった北海道産の牛肉やホタテなどの余じょう分を提供していただきました。そのおかげで、今まで知らなかった北海道の新たな味を知ることができました。

   これからも、給食を味わいながら、使われている食材や料理に苫小牧・北海道を感じ、食文化への理解を深めていきたいです。そして、たくさんの人に、私の大好きなおいしい給食について話していき、苫小牧・北海道の食文化を伝え、広めていけたらいいなあと思います。

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