≪23≫ 遠浅駐在所 住民の防災意識高く

  • まちを守る最前線 苫小牧署交番・駐在所訪問, 特集
  • 2022年11月2日
住民と連携し、安全なまちを目指す髙橋巡査部長

  安平町の遠浅地区などを管轄エリアに持つ。駐在所に10年以上勤務する髙橋史賢巡査部長は、高校卒業まで苫小牧市で暮らした。生まれ育った北海道に貢献したい―と警察官を志望、苫小牧署管内の勤務にやりがいを感じている。

   2018年には胆振東部地震を経験。地域の小学校や消防などと共同で年1回開催してきた防災キャンプの経験が生かせたという。キャンプでは座学のほか避難訓練や段ボールベッドの設置などを実施していた。

   「日常から食品をストックしたり、地震の揺れを感じたらすぐ浴槽に水をためたりする住民も多く、防災に対する意識は高い」と髙橋巡査部長は話す。

   住民と共に旗の波運動を実施するなど、地域との連携を図りながら治安向上を目指している。「これからも地域と一緒に安全なまちを実現していきたい」と意欲を語った。

  メ モ

   ▽所在地 安平町遠浅14

   ▽管轄地域 安平町遠浅、早来源武、早来新栄、早来富岡

   ▽1921年設立

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