本の読み方

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年11月1日

 2022年のカレンダーは11、12月の残り2枚に。時間は誰にも平等のはずだが、年を重ねるほどに時計の針が速度を増すように感じる。

 「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」は、かつてビールメーカーが飲酒運転防止を呼び掛けて掲げたキャッチフレーズ。最近は「~乗るなら飲むな、飲ませるな」と飲食店や同乗車も含めた戒めの言葉として使われることが多い。1年を通して飲酒運転の検挙は、夏季と年末に向けた11、12月に目立つそうだ。忘年会シーズン入りを前にこの標語をしっかり心に刻みたい。

 少し前に読んだ本に「読むなら飲むな、飲むなら読むな」という同じようなフレーズを目にした。大ヒット作「語彙力こそが教養である」で知られる明治大教授の斎藤孝氏が著書「日本語の技法」の中に掲げる警句。「酒を飲んでトレーニングするスポーツ選手はいない。読書を脳のトレーニングだと考えれば、そのナンセンスさが分かる」と理由を説明する。まさに晩酌をたしなみ本を開くことが多い小生にとっては目からうろこ。妙に納得してしまった。

 飲酒後に読んだ本の内容をよく覚えていなかったりすることが多い。年齢が増しただけでも記憶力が怪しいのだから、それに追い打ちをかけるような飲み方はやはり考えものだ。

 10月27日から11月9日までは秋の「読書週間」。本は脳にいろんな栄養を与えてくれるが、せっかくの栄養もアルコールで効果薄ではもったいない。(教)

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