王将社長射殺容疑で逮捕 服役中の工藤会系組幹部―背後関係解明へ・京都府警

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  • 2022年10月29日
京都府警山科署に入る田中幸雄容疑者=29日未明、京都市山科区

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年12月、京都市山科区の本社前で射殺された事件で、京都府警は28日、殺人と銃刀法違反容疑で特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄容疑者(56)=福岡県春日市須玖北=を逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。

 上場企業のトップが射殺され、社会を震撼(しんかん)させた事件は、発生から9年を前に実行容疑者が逮捕されるという節目を迎えた。大東さんと田中容疑者との接点は確認されていないといい、府警と福岡県警は合同捜査本部を設置し、背後関係など全容解明を目指す。

 工藤会は北九州市に本部があり、田中容疑者は別事件で銃刀法違反罪などに問われて懲役年の実刑判決を受け、現在は福岡刑務所で服役している。府警は29日未明に、田中容疑者を捜査本部がある山科署に移送。同日午後に送検する。

 逮捕容疑は13年12月19日午前5時46分ごろ、山科区の同社敷地内で、拳銃を数発発射して大東さんの腹部などに命中させ、殺害した疑い。

 出勤してきた大東さんは、車を降りた直後に腹部を3発、胸を1発撃たれ失血死した。捜査関係者によると、事件に使われたのは25口径の自動式拳銃で、事件後に現場から押収されたたばこの吸い殻に付着していたDNA型などから、田中容疑者が浮上したという。

 府警は、逃走ルートを割り出していく中で、複数の不審な盗難バイクを発見。うち1台のハンドルから銃を発射した際に残る硝煙反応が出たことと、現場付近に残されていたタイヤ痕と一致したことから、大東さん殺害に使われた可能性が高いとみていた。さらに、現場周辺で別の盗難バイクと九州地方のナンバーとみられる車が防犯カメラに映っていたことも判明し、関連を慎重に捜査してきた。

 大東さんが財布などに現金数十万円を所持したままだったことや、車内には百数十万円の現金が残されていたことなどから、山科署捜査本部は金銭目的ではなく何らかのトラブルが原因で、組織的、計画的な犯行とみて捜査。事件発生日には毎年、JR山科駅周辺で情報提供を呼び掛けてきた。

 容疑者逮捕を受け、大東さんの遺族は「なぜ大切な父の命が奪われなければならなかったのか。警察には、しっかりと真実を明らかにしてもらいたい」などとするコメントを発表した。

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