厚生労働省の専門部会は19日、新型コロナウイルスワクチンの接種間隔について、12歳以上は現行の「5カ月以上」から「3カ月」に短縮する方針を了承した。同省は近く短縮を正式承認する見通し。5~11歳は従来通り5カ月を維持する。
対象は米ファイザー社と米モデルナ社のワクチン。中国・武漢由来の従来株と、オミクロン株派生型「BA.5」などに対応する「2価ワクチン」で、3回目以降の接種で間隔が短縮される。
ワクチン接種をめぐっては、9月20日から60歳以上の高齢者らを対象としたオミクロン株対応ワクチンの接種が始まり、10月中旬には2回目を終えた12歳以上に拡大された。今冬に懸念されるコロナと季節性インフルエンザの同時流行に備え、政府は希望者への年内接種完了を目指している。