弟子

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年10月18日

 「(師匠は)大正生まれですが元気ですよ」と語ったのは、現役最高齢の落語家桂米丸さん(97)の最後の弟子として知られる桂米福さん(57)。先日、苫小牧市のときわ町内会の敬老会に呼ばれ、「親子酒」や「皿屋敷」などを披露した。新作落語一筋の師匠に学びながら古典落語が得意。気さくな雰囲気は師匠譲りで本題前のまくらでは、酒の会が育んだ苫小牧との縁にも触れた。真打ちのはなし家を迎えた町内会行事は珍しく、出席者は皆大喜びだった。

 富山出身の米福さんは現在、東京を拠点に全国各地で出張落語会を開く。「笑うと免疫力が上がる。落語好きの祖父も長生きだった。とにかく笑ってほしい。小中学校を含めどこにでも行きたい」と話した。

 出番前、「きょうの演目は?」と尋ねると「前座さんがやってから(決める)」と述べた。「考えてきた通りにはならない」と会場の様子や男女比率などをよく見て、話題の重複回避にも気を配っていた。弟子の桂壱福さんは恵庭出身。古里に触れながら師匠に負けない明るさで前座を務め、「一番弟子と言ってもまだ(弟子は自分)1人しかいない小さな一門。誰かいい人いらっしゃればぜひ」と呼び掛けた。地域愛あふれる師弟の生き生きとした落語を目の当たりにし、何かの縁で苫小牧出身者が一門に仲間入りし、まちをPRしてもらうことはできないか―と期待したのは多分、私だけではなかったはずだ。(輝)

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