道と札幌市などは10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに923人確認し、5人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を下回るのは3日以来7日ぶり。道内の感染者は延べ76万5755人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の4人(60代、80代、90代の各女性、年代・性別非公表1人)、小樽市の1人(性別非公表の80代)。死者は累計で2625人となった。
道は365人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内35人のほか、オホーツク管内54人、釧路管内46人、十勝管内24人、石狩管内33人、後志管内19人、空知管内15人、宗谷管内9人、上川管内7人、根室管内1人。軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは122人だった。
札幌市は415人、旭川市は60人、函館市は51人、小樽市は32人を確認した。
クラスター(感染者集団)は空知管内の医療機関、旭川市の介護老人施設、札幌市のサービス付き高齢者住宅―など10件発生した。
10日現在の重症は前日と同じ1人。入院患者の病床利用数も前日と同じ474床で、病床使用率は20・6%だった。