イーグルス、東北押し切る―IH・アジアリーグ

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2022年10月10日
2回戦〔イーグルス―東北〕2得点の活躍を見せたイーグルスFWの中島(左)=9日、白鳥王子アイスアリーナ

  アイスホッケーアジアリーグ2022―23は8、9両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は東北フリーブレイズをホームに迎えて2勝。連勝を9に伸ばした。

 9日

   ▽2回戦

  レッドイーグルス北海道4―1東北フリーブレイズ

   ▽得点者【レ】彦坂(佐々木、中島)中島(橋本、久慈)中島(彦坂、百目木)高橋(橋本)【東】山本(武尾、所)▽GK【レ】小野田【東】畑▽シュート数【レ】34【東】17▽反則【レ】6分【東】8分▽パワープレー得点【レ】0【東】0▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数 1128

   イーグルスはFW彦坂の6試合連続ゴールで先制。第2ピリオドは中島が2得点を挙げ、リードを広げた。東北は第3ピリオドの開始12秒で1点を返すにとどまった。イーグルスGK小野田の好セーブで最少失点でゲームを締めくくった。

 HLアニャン2―1栃木日光アイスバックス

 8日

   ▽1回戦

  レッドイーグルス北海道10―1東北フリーブレイズ

   ▽得点者【レ】大澤(高橋、中屋敷)高橋(大澤、中島)中島(久慈、橋本)髙木(今、三田村)中島(久慈、彦坂)久慈(中島、佐々木)柴田(中島、橋本)大澤(中屋敷、百目木)彦坂(中島、久慈)大澤(青山、中島)【東】武部(小原、山田)▽GK【レ】小野田【東】畑、古川▽シュート数【レ】47【東】21▽反則【レ】6分【東】8分▽パワープレー得点【レ】2【東】0▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数 922

   FW中島が今季初ゴール。第1ピリオドで4得点しても攻撃の手を緩めることなく、今季初の2桁得点で圧勝。久慈、百目木のベテラン勢のアシストも光った。

  HLアニャン4―0栃木日光アイスバックス

 ―対東北2連戦を快勝

   東北フリーブレイズとの2連戦を快勝したイーグルス。菅原監督は「(8日の)大量得点で勝った次の試合は難しくなる。我慢してチャンスを待ち続けた」と語り、「9日は第1ピリオドでなかなかパックを奪えなかったものの、第2ピリオド以降に修正できたのが勝因」とした。

   シーズンの4分の1を終え、けが人も続出。FW3人が出場できない中での2連勝に「選手たちがしっかり準備し、よくやってくれている。プレシーズンマッチからチーム力の向上を感じている」と選手たちをたたえた。

   今季初ゴールを決めた中島について「期待通り。開幕からずっと良い状態だったので、数字はついてくると思っていた」と話した。

   2試合で4ゴール6アシストの大活躍を見せた中島は「9日の2ゴールはチャンスで決められた」と笑顔。けがで離脱が続くFW陣も「試合展開を読みながら、パックを奪うために攻めるかどうかの区別をしている」と副キャプテンらしくけん引する。「毎試合の調子の波をなくすことを目標にしているので、このまま良いコンディションで試合を迎えたい。連勝を続けられるよう、チーム全員でハードワークしたい」と意気込んだ。

 ―東北・大久保智仁監督「厳しい2連戦になった」

   厳しい2試合となった。今シーズンは若い選手を多く起用してきたが、経験を積んでいかなければならないことは多い。まず当たり前のことをやり遂げることが大切。イーグルスに対して、アタッキングゾーンに食い込めた場面は2戦とも少なかった。各チームとの3戦目に入る次戦以降、プレーオフ進出をにらみながら若手のメンバーに成長を求めていきたい。

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