道と札幌市などは28日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3088人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は5日ぶりに3000人を超え、前週の同じ曜日を3日連続で上回った。感染者は延べ74万3606人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(80代女性)、小樽市の2人(性別非公表の70代と80代)、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2584人となった。
道は1686人の感染を確認。管内の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内193人のほか、十勝管内245人、石狩管内224人、オホーツク管内210人、空知管内116人、釧路管内99人、上川管内59人、後志管内46人、宗谷管内30人、日高、根室両管内各29人、渡島管内27人、留萌管内17人、桧山管内8人。この他、軽症者が自ら検査し申請する陽性者登録センターは354人だった。
札幌市は1035人、旭川市は246人、函館市は85人、小樽市は36人の感染を確認した。
クラスター(感染者集団)は釧路管内の高齢者施設、札幌市のサービス付き高齢者向け住宅など計5件発生。また、胆振管内の医療機関(2日公表、24人感染)と高齢者施設(10日公表、29人)のクラスターが収束したと発表した。
28日現在の重症は前日から1人増えて3人。入院患者の病床利用数は前日から15床減の495床となり、病床使用率は21・9%に下降した。