アイヌ民族文化財団(札幌市)は23日午後4時半から、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験交流ホールで、道内出身のお笑いコンビ「アップダウン」による音楽劇「カイ」を公演する。
アップダウンは札幌市出身の阿部浩貴さん(45)と渡島管内森町出身の竹森巧さん(44)のコンビ。松浦武四郎が「北海道」と名付けてから2018年で150年になったのを記念して、松浦とアイヌの男アエトモの友情を描いた2人芝居「カイ」を東京や札幌など各地で上演している。
過去に三重県松阪市の松浦武四郎記念館でウポポイオープンPRの司会を行っていたつながりもあり、財団からの依頼で公演が実現した。
竹森さん演じるストリートミュージシャンと、偶然通り掛かった阿部さん演じる漫画家の出会いから物語は始まり、舞台は明治時代の北海道へ。探検家の松浦(竹森さん)とアイヌのアエトモ(阿部さん)が出会い、民族を超えた友情を育んでいく。
定員303人。事前の申し込みは不要。参加無料だが、ウポポイ入場料は別途必要となる。