感染して思う

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2022年9月14日

  一家で新型コロナウイルスに感染した。最初は娘が発症し、気を付けていたが、家庭内感染は防げなかった。このコラムが読者に届いた頃も、自宅で療養の真っ最中だ。

   日ごろから新型コロナの情報に触れる仕事をしているが、当事者となって初めて気が付いたことがある。

   それは、市の新型コロナに関する特設ページの使いにくさ。発熱外来のある医療機関を調べようにも、自宅療養に役立つ情報を得ようにも、目的のページにスムーズにたどり着くことができない不親切な設計で、いら立ちと絶望感を抱いた。

   また、自宅療養中や学級閉鎖などで登校できない子どもの学習機会の確保がいかに重要であるかも痛感した。

   娘が通う学校からは大量に学習プリントが届けられたものの、親が体調不良だと、とてもじゃないが見てあげられず、結果、半分以上を残してしまった。

   このような時こそ、他都市のようにオンライン学習を効果的に導入してほしい―と強く思った。  (百)

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