道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4450人確認し、3人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は3日ぶりに5000人を下回り、前週の同じ曜日を16日連続で下回った。うち2091人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ69万3294人となり、69万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(70代男性)、札幌市の2人(60代男性、70代男性)。道内の死者は累計で2495人となった。
道は2072人の感染を確認。内訳は胆振管内411人のほか、石狩管内409人、十勝管内277人、空知管内262人、釧路管内225人、オホーツク管内117人、上川管内103人、渡島管内78人、後志管内67人、根室管内29人、道外25人、宗谷管内19人、留萌管内18人、日高管内17人、桧山管内15人。
伊達市の障がい者施設(職員ら16人感染)▽石狩管内の医療機関(患者ら15人感染)▽後志管内の医療機関(職員ら6人感染)▽渡島管内の高齢者施設(入所者ら6人感染)▽オホーツク管内置戸町の置戸赤十字病院(患者ら11人感染)―で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は1790人の感染を確認。市立札幌病院(職員ら6人感染)と有料老人ホーム(入居者ら6人感染)でクラスターとなった。
旭川市は370人の感染を確認。住宅型有料老人ホーム(利用者ら8人感染)でクラスターが発生した。
函館市は156人の感染を確認。介護保険事業所(20人感染)でクラスターとなった。
小樽市は62人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは65万156人。9日現在の患者数は4万643人となり、重症は前日から1人減って6人。8日時点の入院患者の病床利用数は前日から8床減の780床となり、病床使用率は34・5%に下降した。