道と札幌市などは29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3666人確認し、9人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は7月26日(3268人)以来約1カ月ぶりに4000人を下回り、前週の同じ曜日を5日連続で下回った。うち1841人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ64万791人となり、64万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(80代男女)、札幌市の5人(60代男性、80代男女3人、90代男性)、函館市の2人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2395人となった。
道は1805人の感染を確認。内訳は胆振管内320人のほか、十勝管内320人、石狩管内305人、釧路管内196人、オホーツク管内163人、渡島管内129人、空知管内106人、後志管内61人、上川管内47人、道外38人、根室管内35人、日高管内31人、宗谷管内26人、留萌管内20人、桧山管内8人。
札幌市は1543人、旭川市は100人、函館市は193人、小樽市は25人の感染を確認した。
新たなクラスター(感染者集団)の発生は、渡島管内の介護保険施設、北見市のグループホーム、十勝管内の高齢者施設、札幌市の介護老人保健施設、旭川市の特別養護老人ホームなど計12件。既存クラスターでは、苫小牧市の医療機関(24日公表)で6人増の計46人に拡大した。
道内で治療を終えて回復したのは58万3857人。29日現在の患者数は5万4539人となり、重症は前日から2人増えて7人。28日時点の入院患者の病床利用数は前日から7床減の899床となり、病床使用率は39・8%と40%を割った。