道と札幌市などは24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに6886人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は7日連続で前週の同じ曜日を上回り、感染拡大が続いている。このうち3865人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ61万3285人となり、61万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(80代男女)と札幌市の2人(共に90代女性)。道内の死者は計2326人となった。
道は3514人の感染を確認。内訳は胆振管内489人、十勝管内516人、石狩管内483人、空知管内407人、オホーツク管内323人、釧路管内305人、上川管内242人、渡島管内189人、後志管内157人、根室管内104人、日高管内89人、宗谷管内73人、道外66人、留萌管内47人、桧山管内24人。
苫小牧市の医療機関(職員17人、患者9人の計26人感染)で新たなクラスター(感染者集団)が発生。この他、胆振管内と日高管内の高齢者施設、石狩管内の障害者施設、後志管内のグループホーム、宗谷管内の養護老人ホーム、十勝管内の介護老人福祉施設、釧路市の有料老人ホーム、釧路管内の高齢者施設、根室管内の特別養護老人ホームなどでクラスターとなった。
札幌市は2395人の感染を確認。有料老人ホーム2カ所でクラスターが発生した。旭川市は487人の感染を確認。特別養護老人ホームなどでクラスターとなった。函館市は315人、小樽市は175人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは55万160人。24日現在の患者数は6万799人となり、重症は前日から1人減って3人。23日時点の入院患者の病床利用数は前日から12床増の946床となり、病床使用率は41・9%に上昇した。