道と札幌市などは23日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5587人確認し、9人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は6日連続で前週の同じ曜日を上回り、火曜日としては過去最多を更新した。うち2933人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ60万6399人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の4人(60代男性、80代男性2人、90代男性)と札幌市の4人(70代女性、80代男性2人、90代男性)、旭川市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2322人となった。
道は2763人の感染を確認。内訳は胆振管内506人のほか、石狩管内541人、十勝管内319人、空知管内261人、釧路管内253人、オホーツク管内208人、渡島管内172人、上川管内113人、宗谷管内88人、日高管内64人、後志管内54人、根室管内50人、道外49人、留萌管内44人、桧山管内41人。
日高管内の高齢者施設(職員ら9人感染)など計15件のクラスター(感染者集団)が新たに発生した。
札幌市は1728人の感染を確認。有料老人ホームと特別養護老人ホーム各2カ所でクラスターとなった。函館市は328人の感染を確認。高齢者施設でクラスターが発生した。旭川市は630人、小樽市は138人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは54万3558人。23日現在の患者数は6万519人となり、重症は前日から1人減って4人。22日時点の入院患者の病床利用数は前日から7床増の934床となり、病床使用率は41・4%に上昇した。