道と札幌市などは18日、新型コロナウイルスの感染者を新たに8315人確認し、12人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は10日の7773人を上回って初の8000人台となり、過去最多を更新。前週の同じ曜日を3日ぶりに上回り、感染拡大が続いている。
このうち4566人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ57万2833人となり、57万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の8人(70代男性、80代女性、90代男女3人、100歳代女性、年代・性別非公表2人)、小樽市の2人(性別非公表の70代と80代)、札幌市の1人(80代男性)、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2287人となった。
道は過去最多の3510人の感染を確認。内訳は胆振管内437人のほか、石狩管内624人、十勝管内564人、空知管内367人、オホーツク管内313人、釧路管内283人、上川管内177人、渡島管内165人、根室管内99人、宗谷管内97人、後志管内と道外各95人、日高管内86人、桧山管内55人、留萌管内53人。
苫小牧市の医療機関(職員7人、患者6人の計13人感染)と高齢者施設(職員3人、入居者3人の計6人感染)で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。この他、石狩管内の高齢者施設2カ所、上川管内の介護老人保健施設、釧路市の有料老人ホーム、釧路管内の高齢者施設3カ所―でもクラスターが起きた。
既存クラスターでは、9日発表の苫小牧市の医療機関で1人増の計48人に感染が拡大した。
札幌市は3497人の感染を確認。グループホームとサービス付き高齢者向け住宅でクラスターとなった。旭川市は609人の感染を確認。住宅型有料老人ホームでクラスターが発生した。
函館市は過去最多の526人の感染を確認。共愛会病院でクラスターが発生。小樽市では173人の感染を確認。医療機関と高齢者入居施設でクラスターとなった。
道内で治療を終えて回復したのは51万1566人。18日現在の患者数は前日から2243人増の5万8980人となり、重症は6人。17日時点の入院患者の病床利用数は前日から22床減の926床となり、病床使用率は41・1%に下降した。