苫小牧市の新型コロナウイルス新規感染者数は7~13日の1週間、過去最多を約半年ぶりに更新する1255人だった。3年ぶりに行動制限のないお盆休みに感染拡大が続き、苫小牧保健所は「いつも一緒にいない方と会う時、特に高齢者と会う時はひときわ対策を」と呼び掛けている。
7週連続で前週実績を上回り、前週と比べて約1・1倍に拡大。これまでの過去最多2月6~12日の週(1169人)を86人上回った。同保健所によると、東胆振で若い世代の新規感染は横ばいだが、50代以上の感染が増えているといい、「総数の増加に伴い、高齢者が感染する割合も高まっている」と警戒する。
拡大スピードはやや鈍化しているが、お盆休みの真っただ中とあり、現時点で感染再拡大のピークは見通せない状況。同保健所は「東胆振は帰省する人が多いが、少しでも体調が悪い時は高齢者と会わないなど、うつらない、うつさない行動を心掛けてほしい」と話している。