道と札幌市などは15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5290人確認し、10人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が6000人を下回るのは6日ぶり。このうち2675人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ55万2098人となった。
死亡したのは、道発表の4人(70代男性、80代女性、90代男女)と札幌市の6人(70代男女、80代男性3人、90代男性)。道内の死者は累計で2247人となった。
道は2132人の感染を確認。内訳は、胆振管内295人のほか、十勝管内683人、石狩管内313人、オホーツク管内153人、空知、釧路両管内各141人、渡島管内136人、道外81人、上川管内51人、後志管内46人、根室管内31人、宗谷管内27人、日高管内13人、桧山管内12人、留萌管内9人。
石狩管内の介護老人福祉施設、上川管内の特別養護老人ホーム、北見市の医療機関、十勝管内の介護老人福祉施設で新規クラスター(感染者集団)が発生した。既存クラスターでは苫小牧市の有料老人ホームで3人増の計9人に感染が拡大した。
札幌市は2604人、旭川市は226人、函館市は253人、小樽市は75人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは49万1002人。15日現在の感染者数は前日から697人減の5万8849人で、重症は6人。14日時点の入院患者の病床利用数は前日から22床増の892床で、病床使用率は39・6%に上昇した。自宅療養者数は5万764人。