苫小牧市植苗の観光庭園イコロの森内の無料ゾーンで、札幌の有名コーヒー店「寿珈琲」がプロデュースするレストランカフェだ。
いち押しは、ランチメニューの「苫小牧産B1とんちゃんのコンフィ」(1980円)。地元生産者と直接取引し、ブランド豚B1とんちゃんの新鮮な精肉を手に入れ、数日間、塩水に漬け、肉のうま味を十分に引き出す。次に調理で出る野菜の皮やしんなどと一緒に数時間煮込み、脂分を飛ばす。最後に焼き上げ、ネギとアロニアの2種類の特製ソースで味わう。
煮込んだ後のだしは牛乳や米に、時々の野菜も加え、スープとして提供。自家焙煎ブレンドコーヒーなど飲み物が付き、ごはんか、自家製パンかも選べる。「道産食材の味は絶品で、素材の良さを楽しめる工夫をしている」とシェフの水野孝司さん(60)が腕を振るう。
ランチ外の提供では、午前11時までのモーニングプレート(1000円)や午後2時~同4時半の焼きたてパンケーキ(750円)も人気。スタッフの奈良岡執さん(46)は「窓から見えるガーデンの美しさを味わい、食事ものんびり楽しんでもらえたら」と話す。
苫小牧市植苗565の1のイコロの森内。営業時間は午前9時~午後5時(ランチは午前11時~午後2時半)。11月1日~4月20日は冬季休業となる。電話0144(57)7065。