道と札幌市などは１２日、新型コロナウイルスの感染者を新たに７０５８人確認し、６人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は３日連続で７０００人を超えたが、前週の同じ曜日（７２１０人）を４２日ぶりに下回った。このうち３８５２人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ５３万４５２０人となり、５３万人を超えた。

　 　死亡したのは、道発表の居住地非公表の３人（８０代男女２人、９０代男性）と札幌市の１人（９０代男性）、旭川市の１人（８０代男性）、函館市の１人（年代・性別非公表）。道内の死者は累計で２２２５人となった。

　 　道は２７２０人の感染を確認。内訳は胆振管内３４９人のほか、十勝管内７３３人、石狩管内４０２人、オホーツク管内２４２人、空知管内２２６人、釧路管内２０２人、渡島管内１２１人、後志管内９９人、上川管内８１人、道外８０人、根室管内５９人、宗谷管内４８人、日高管内４６人、留萌管内１９人、桧山管内１３人。

　 　▽石狩管内の医療機関と高齢者施設▽後志管内の介護保険施設▽オホーツク管内の特別養護老人ホーム２カ所▽十勝管内の介護老人福祉施設２カ所ととグループホーム、社会福祉施設▽釧路市の医療機関―で、新たなクラスター（感染者集団）が発生した。

　 　札幌市は過去最多の３７０１人の感染を確認。▽有料老人ホーム３カ所、介護老人保健施設、グループホーム、特別養護老人ホーム―でクラスターとなった。

　 　小樽市は７６人の感染を確認。障害者入所施設でクラスターが発生した。

　 　函館市は３９６人、旭川市は１６５人の感染を確認した。

　 　道内で治療を終えて回復したのは４７万２５５２人。１２日現在の患者数は５万９７４３人となり、重症は前日から１人減って８人。１１日時点の入院患者の病床利用数は前日から１床減の７７３床で、病床使用率は３４・４％。一方、自宅療養者は前日から３３８４人増の４万９４１７人となっている。