道と札幌市などは11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに7660人確認し、10人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は10日(7773人)に次いで過去2番目。前週の同じ曜日(7204人)の1・06倍で、41日連続で上回った。このうち4317人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ52万7462人となり、52万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の4人(90代男女3人、年代・性別非公表)、札幌市の4人(50代女性、80代男女2人、90代男性)、小樽市の2人(性別非公表の60代と90代)。道内の死者は累計で2219人となった。
道は3327人の感染を確認。内訳は胆振管内371人のほか、十勝管内755人、石狩管内600人、オホーツク管内338人、空知管内275人、釧路管内260人、上川管内152人、渡島管内149人、根室管内86人、後志管内79人、道外70人、宗谷管内64人、日高管内56人、桧山管内38人、留萌管内34人。
苫小牧市の有料老人ホーム(入所者3人、職員2人の計5人感染)をはじめ、胆振管内の高齢者施設、空知管内の医療機関、北見市の有料老人ホームと特別養護老人ホーム、オホーツク管内の介護老人保健施設―で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は3271人の感染を確認。グループホームと医療機関でクラスターとなった。旭川市は435人の感染を確認。高齢者施設でクラスターが発生した。函館市は428人の感染を確認。医療機関でクラスターとなった。小樽市は199人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは46万6930人。11日現在の患者数は5万8313人となり、重症は前日から3人増えて9人。10日時点の入院患者の病床利用数は前日から10床減の774床となり、病床使用率は34・4%に下降した。一方、自宅療養者は1369人増えて4万6033人となった。