道内最多7773人感染 胆振は380人

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  • 2022年8月11日

  道と札幌市などは10日、新型コロナウイルスの感染者を新たに7773人確認し、3人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は5日の7210人を563人上回り、過去最多を更新。前週の同じ曜日(6930人)の1・12倍で、40日連続で上回った。道は同日から全道域を対象に「BA.5対策強化宣言」を発出したが、感染拡大「第7波」に歯止めがかからない状況が続いている。

   このうち4281人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ51万9802人となった。

   死亡したのは、道発表の居住地非公表の3人(80代男女2人、90代男性)。道内の死者は累計で2209人となった。

   道は過去最多の3432人の感染を確認。内訳は胆振管内380人のほか、十勝管内770人、石狩管内539人、空知管内380人、オホーツク管内287人、上川管内183人、釧路管内182人、渡島管内172人、後志管内116人、宗谷管内96人、道外92人、日高管内76人、桧山管内62人、根室管内58人、留萌管内39人。

   日高管内の2社会福祉施設、室蘭市の2医療機関、後志管内の医療機関、石狩管内の2高齢者施設、空知管内の特別養護老人ホーム、オホーツク管内の障害者支援施設と特別養護老人ホーム、宗谷管内の認知症対応型グループホーム、上川管内の特別養護老人ホーム、北斗市の高齢者施設、渡島管内の医療機関、桧山管内江差町の道立江差病院、十勝管内のグループホーム、釧路管内の高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、苫小牧市の医療機関で4人増の計39人に感染が拡大した。

   札幌市は3172人の感染を確認。医療機関や特別養護老人ホームなどでクラスターとなった。旭川市は513人の感染を確認。住宅型有料老人ホームなどでクラスターが発生した。函館市は443人の感染を確認し、介護保険事業所などでクラスターとなった。小樽市は過去最多の213人の感染を確認。小樽市立病院でクラスターとなった。

   道内で治療を終えて回復したのは46万1332人。10日現在の患者数は5万6261人となり、重症は前日から1人減って6人。9日時点の入院患者の病床利用数は前日から19床増の784床となり、病床使用率は34・9%に上昇した。

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