胆振過去最多559人感染 苫小牧でクラスター

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  • 2022年8月10日

  道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5546人確認し、17人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は7日連続で5000人を超え、前週の同じ曜日(4633人)の1・19倍で39日連続で上回った。このうち2870人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ51万2029人となり、51万人を超えた。

   死亡したのは、道発表の居住地非公表の7人(60代女性、70代男性、80代男女4人、90代女性)と札幌市の6人(80代男女3人、90代男性2人、100歳代女性)、旭川市の3人(70代男性2人、80代女性)、函館市の1人(年代・性別非公表)。17人の死者数は2月14日と同数で今年最多。道内の死者は累計で2206人となった。

   道は2811人の感染を確認。内訳は、胆振管内が559人と初めて500人を超え過去最多を更新したほか、石狩管内588人、十勝管内361人、空知管内256人、オホーツク管内233人、釧路管内183人、上川管内133人、渡島管内131人、宗谷管内82人、道外71人、日高管内55人、根室管内47人、留萌管内43人、後志管内35人、桧山管内34人。

   苫小牧市の医療機関(職員20人、患者15人の計35人感染)をはじめ、登別市のサービス付き高齢者向け住宅チエロ登別、空知管内の障害者支援施設、石狩管内の介護老人保健施設、オホーツク管内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。

   札幌市は1569人の感染を確認。障害福祉サービス事業所3カ所、有料老人ホームとグループホームの各2施設などでクラスターとなった。旭川市は過去最多の555人の感染を確認。介護付き有料老人ホームと高齢者向け共同住宅でクラスターが発生した。小樽市は152人の感染を確認し、医療機関でクラスターとなった。函館市は459人の感染を確認した。

   道内で治療を終えて回復したのは45万5003人。9日現在の患者数は5万4820人となり、重症は前日から1人減の7人。8日時点の入院患者の病床利用数は前日から18床増の765床となり、病床使用率は34%に上昇した。

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