道と札幌市などは8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5098人確認し、7人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は前週の同じ曜日(4583人)の1・11倍で、38日連続で上回った。このうち2635人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ50万6483人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(80代女性、年代・性別非公表)と札幌市の5人(80代女性、90代男女4人)。道内の死者は、累計で2189人となった。
道は1915人の感染を確認。内訳は胆振管内224人のほか、十勝管内406人、石狩管内403人、オホーツク管内238人、空知管内159人、釧路管内110人、渡島管内99人、後志管内57人、上川管内52人、根室管内44人、宗谷管内38人、道外34人、日高管内24人、留萌管内16人、桧山管内11人。
日高管内の社会福祉施設、石狩管内の介護老人保健施設、後志管内のグループホーム、桧山管内の医療機関、オホーツク管内の高齢者施設、十勝管内の医療機関3施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は2600人の感染を確認。有料老人ホーム5施設とグループホーム2施設でクラスターとなった。旭川市は173人の感染を確認。住宅型有料老人ホームと医療機関でクラスターが発生した。函館市は354人、小樽市は56人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは44万9068人。8日現在の患者数は5万5226人となり、重症は8人。7日時点の入院患者の病床利用数は前日から18床増の747床となり、病床使用率は33・2%に上昇。自宅療養者は前日から161人増の4万7244人となっている。