苫小牧市錦町で2013年8月に開店した。店内に入ると、スペインのバルをイメージしたオレンジ色の壁や手書きのメニューが目を引く。カウンターでは、店主の村上智恵さん(39)が笑顔で迎えてくれる。
お薦めするのは「塩昆布とマスカルポーネのパスタ」(1045円)。4年ほど前から提供しており、1番人気のメニュー。村上さんが知り合いの店で食べた物をヒントに試作し、独自のレシピを完成させた。
一口食べると、マスカルポーネと生クリームのこくに、塩昆布の塩味とうま味が合わさり、濃厚な味わいが楽しめる。ブラックペッパーが良いアクセントとなり、飽きずに食べ進めることができる。客の中にはこれだけを食べに来る人もいるという。
開店時から、「みんなの帰る場所になりたい」と思いを持ち続けている。村上さんは「ここまで続くと思っていなかったけど、数年ぶりに遊びに来てくれる人もいる。もう少し続けたい」と話した。
塩昆布とマスカルポーネのパスタを注文時、「民報を見た」と言うと、9月末まで会計から300円を値引きする。
苫小牧市錦町2の3の12。クラウンビル2階。営業時間は午後7時から翌日午前0時。定休日は日曜日と祝日。電話0144(32)5552。