第17回全国高校選抜アイスホッケー大会は5日、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ=苫小牧市=などで予選リーグ7試合が行われ、6日から始まる決勝トーナメント進出の8チームが決まった。東胆振からは4日の北海道栄に続き、苫小牧中央がGWS(ゲームウイニングショット)の末3―2で苫小牧東を下し、予選リーグ全勝で決勝トーナメントへ進んだ。
決勝トーナメントの1回戦では、道栄が八戸工大一、苫中央は埼玉栄と対戦する。
▽予選リーグ4
苫小牧中央3―2苫小牧東
▽同7
駒大苫小牧16―0光泉カトリック
▽予選リーグ2 日光明峰(勝点3)3―2八戸工業(勝点0)▽同3 京都ジュニアワイルドビーズ(勝点3)2―0長野県選抜(勝点0)▽同4 東北(勝点6)6―4西武ホワイトベアーズ(勝点0)▽同5 清水(勝点9)13―2武相(勝点6)、愛知県選抜(勝点3)12―2熊本沖縄選抜(勝点0)
―苫中央、感謝胸に”全力で”
1、2年生のみで戦う苫中央。チームワークを生かした快進撃で予選3戦全勝。腰越監督は「3年生が存在しない中、よく頑張った。決して高い技術を持つ選手がいるわけではないが、チーム一丸となってつかんだ勝利」と選手をたたえた。
苫東との過去の戦績は五分。ベスト8(決勝トーナメント進出)が懸かる一戦を前に「力がある相手。気を引き締めて戦え」と指示。大塚主将(2年)は「立ち上がりが悪く雑なプレーも目立ったが、監督の言葉を思い出して選手全員が気持ちを入れ替えた」。
休部中で部員がゼロだった同部は、2021年に復活し現在は18人で活動。大塚は「みんなで一つの目標に向かってがむしゃらに取り組んでいる。部としてこの大会に出場できることに感謝して次も全力で挑みたい」と話した。