道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者を新たに7210人確認し、8人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は4日の7204人を6人上回り、3日連続で過去最多を更新した。前週の同じ曜日(6594人)の1・09倍で、35日連続で上回った。このうち4056人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ48万8182人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の3人(80代男性、90代男性、年代・性別非公表)と札幌市の5人(70代女性2人、90代男女2人、100歳代女性)。道内の死者は累計で2174人となった。
道は過去最多の3014人の感染を確認。内訳は胆振管内337人のほか、石狩管内727人、十勝管内429人、空知管内311人、オホーツク管内293人、釧路管内214人、渡島管内190人、上川管内141人、後志管内88人、道外86人、根室管内58人、宗谷管内48人、留萌管内33人、桧山管内31人、日高管内28人。
苫小牧市の医療機関で30~90代の8人(職員3人、患者5人)が感染し、新たなクラスター(感染者集団)が発生。▽空知管内の特別養護老人ホーム(入所者ら13人感染)▽十勝管内の医療機関(職員ら9人感染)▽同管内の別の医療機関(患者ら7人感染)▽同管内の社会福祉施設(入所者ら14人感染)▽同管内の介護老人福祉施設(職員ら5人感染)▽桧山管内の医療機関(職員9人感染)▽留萌管内の高齢者施設(入居者ら11人感染)―でも、クラスターとなった。
札幌市は3245人の感染を確認。▽有料老人ホーム(入居者ら14人感染)▽別の有料老人ホーム(入居者ら20人感染)▽医療機関(患者ら5人感染)―で、クラスターが発生した。
函館市は過去最多の444人の感染を確認。介護保険事業所(21人感染)と別の介護保険事業所(13人感染)でクラスターとなった。
旭川市は355人の感染を確認。住宅型有料老人ホーム(職員ら6人感染)でクラスターが発生した。
小樽市は152人の感染を確認。障がい者入所施設(入居者ら8人感染)でクラスターとなった。
道内で治療を終えて回復したのは43万2160人。5日現在の患者数は5万3848人となり、重症は前日から3人増えて8人。4日時点の入院患者の病床利用数は前日から13床増の721床となり、病床使用率は32・1%に上昇。一方、自宅療養者は、前日から2089人増えて4万3879人となっている。