道内7204人感染 2日連続最多更新 「第7波」勢い増す 胆振は312人

  • ニュース, 主要, 新型コロナ
  • 2022年8月5日

  道と札幌市などは4日、新型コロナウイルスの感染者を新たに7204人確認し、12人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は3日の6930人を上回り、2日連続で過去最多を更新し、初めて7000人を超えた。前週の同じ曜日(5676人)の1・26倍で、感染拡大「第7波」の勢いが増している。このうち4074人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ48万972人となり、48万人を超えた。

   死亡したのは、道発表の居住地非公表の8人(80代男女4人、90代男女3人、年代・性別非公表)と札幌市の2人(70代女性、80代男性)、小樽市の1人(性別非公表の80代)、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2166人となった。

   道は2790人の感染を確認。内訳は胆振管内312人のほか、石狩管内591人、十勝管内419人、空知、オホーツク両管内各302人、釧路管内215人、渡島管内145人、上川管内136人、後志管内91人、根室管内69人、宗谷管内63人、道外61人、日高管内32人、桧山管内29人、留萌管内23人。

   石狩管内の介護老人福祉施設と障害者支援施設、介護老人保健施設、十勝管内の介護老人福祉施設と医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。

   札幌市は過去最多の3467人の感染を確認。有料老人ホームなど高齢者、障害者関連9施設でクラスターとなった。函館市は過去最多の416人の感染を確認。函館記念病院でクラスターが発生した。旭川市は355人の感染を確認。認知症対応型共同生活介護施設でクラスターとなった。小樽市は過去最多の176人の感染を確認。障害者入所施設など2施設でクラスターが発生した。

   道内で治療を終えて回復したのは42万7487人。4日現在の患者数は5万1319人で、重症は前日から1人増の5人。3日時点の入院患者の病床利用数は前日から31床増の708床となり、病床使用率は31・5%に上昇した。自宅療養者も前日から1798人増の4万1790人となり、4万人を超えた。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。