道と札幌市などは3日、新型コロナウイルスの感染者を新たに6930人確認し、7人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は7月29日(6594人)を336人上回り、過去最多を更新した。前週の同じ曜日(5522人)の1・25倍で、感染拡大が続いている。このうち3835人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ47万3768人となり、47万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の6人(70代男性、80代男女2人、90代女性3人)と旭川市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2154人となった。
道は過去最多の2907人の感染を確認。内訳は胆振管内342人のほか、石狩管内484人、十勝管内405人、空知管内390人、オホーツク管内353人、上川管内196人、釧路管内195人、渡島管内145人、後志管内112人、道外88人、根室管内57人、宗谷管内51人、留萌管内36人、日高管内27人、桧山管内26人。砂川市立病院本館と釧路管内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は3095人の感染を確認。医療機関や有料老人ホームでクラスターとなった。函館市は過去最多の374人の感染を確認。函館中央病院でクラスターが発生した。小樽市は174人の感染を確認。高齢者グループホームでクラスターとなった。旭川市は380人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは42万3242人。3日現在の患者数は前日から2426人増の4万8372人となり、重症は4人。2日時点の入院患者の病床利用数は前日から24床増の677床となり、病床使用率は30・1%に上昇し、30%を超えた。